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地下深部の弾性波速度を、超高解像度で推定することに成功しました!

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九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I²CNER)CO₂貯留研究部門辻健准教授らの研究グループは、世界で初めて地下深部の弾性波速度を、超高解像度で推定することに成功しました。本研究成果は、2013年5月22日に国際学術誌「Geophysical Journal International」オンライン版で発表されました。

 

■概 要

圧入CO₂をモニタリングする際は、地下の弾性波速度の変化を利用することが有効であることから、地下の弾性波速度を正確に推定する手法を開発することが求められています。辻先生の研究グループは、波形トモグラフィの手法を改良することにより、弾性波速度を超高解像度で推定することを可能にしました。

本手法を南海トラフに発達する海底地震計データに適用した結果、これまで未解明だった深部の地震断層周辺の弾性波速度構造を、高精度で測定することに成功しました。今回の研究成果は、今後の巨大地震断層の解明に大きく貢献することが期待されています。

 

 Figure 1. 調査地域

 

 

 

Figure 2. これまで推定されていた深部地震断層周辺の弾性波速

 

 

                                                       

 

 

Figure 3. 本研究で推定した深部地震断層周辺の弾性波速度(高解像度)

 

■論 文

Title: On acoustic waveform tomography of wide-angle OBS data-strategies for pre-conditioning and inversion 

Authors: R. Kamei, R.G. Pratt and T. Tsuji

DOI: 10.1093/gji/ggt165

Publication Date (Online): May 22, 2013