松本広重教授(エネルギー変換科学ユニット)と藤ヶ谷剛彦教授(エネルギー変換科学ユニット)、エネルギー貯蔵のための「プロトン電池」と「プロトンフローリアクター」システムを開発するために、オーストラリア・メルボルンのRMIT大学との共同研究を開始しました。
ビクトリア州政府の組織である「Veski」が資金提供するこの1年間の共同研究は、以前オーストラリア再生可能エネルギー機関(ARENA)の支援を受けI²CNERがRMIT大学とともに行っていたRMITプロジェクトでの研究・開発内容を更に進めることを可能にするものです。
今回研究される新システムは、水の分解によって生成されるプロトンを多孔質炭素材料に貯蔵するものです。こうして貯蔵されたプロトンは、放電という電力供給方法によって放出され、空気中の電子および酸素と結合して再び水を形成します。
プロトン電池はリチウムイオン電池の対抗馬となる可能性があると同時に、関連する「プロトンフローリアクター」システムは、グリーン水素の水素化炭素(hydrogenated carbon)を中心とする粉末の形での運搬ができるようになる可能性もあります。