安達千波矢教授(I²CNER水素製造研究部門主任研究者)の研究論文が『Nature』に掲載されました。安達教授らは、次世代の高精細ディスプレイや照明への展開として大きな期待が寄せられている有機EL用の画期的な新発光材料(第三世代)の開発に成功しました。
<論文タイトル>
“Highly efficient organic light-emitting diodes from delayed fluorescence”
<概要>
エレクトロルミネッセンスの基礎サイエンスに注目し、発光の励起子発生メカニズムにかかわる一重項と三重項励起状態のエネルギーギャップを小さくする分子設計により、電子を光へほぼ100%の効率で変換できる新しい有機発光材料を開発しました。有機EL発光材料においては、従来、蛍光材料(第一世代)、リン光材料(第二世代)が実用化されてきましたが、本研究成果は、これらの長所を併せ持った低コスト・高効率発光を可能とし、また、無限の分子設計の自由度を最大限生かせる夢の発光材料の創出と位置付けることができます。
この九州大学発の新しい発光材料を“Hyperfluorescence”(ハイパーフルオレッセンス)と命名します。これはレアメタルを使わない究極の発光効率を有する有機EL素子の実現につながります。
本研究成果は、国際学術雑誌“Nature”のオンライン版に12月13日(木)午前3時(日本時間)に掲載されました。
<報道記事>
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