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2016.01.31

辻准教授らの論文が『International Journal of Greenhouse Gas Control』に掲載されました

九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I²CNER)の辻健准教授(CO2貯留部門 部門長)らの論文が『International Journal of Greenhouse Gas Control』に掲載されました。

CO2地中貯留では、貯留したCO2が安全に貯留層内に留まっていることをモニタリングで確かめる必要があります。さらに貯留層内に貯留されているCO2の飽和度を定量的に推定することが求められます。本研究では、流体シミュレーションによって岩石間隙内のCO2の分布を計算し、さらに弾性波動シミュレーションを適用することで、CO2の飽和度と弾性波速度の関係を調べました。この計算結果から、間隙内のCO2の分布が、CO2の飽和度と弾性波速度の関係に強い影響を与えることが分かりました。つまり、モニタリングデータから貯留層内のCO2の飽和度を推定する際には、あらかじめ流体シミュレーションによってCO2の分布を把握することが重要となることが分かりました。

 

■論文

* Title: Influence of fluid displacement patterns on seismic velocity during supercritical CO2 injection: Simulation study for evaluation of the relationship between seismic velocity and CO2 saturation

* Authors: Hirotatsu Yamabe, Takeshi Tsuji, Yunfeng Liang, Toshifumi Matsuoka

* DOI: 10.1016/j.ijggc.2016.01.011

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