プラズモン誘起電荷分離を利用した空間選択的ナノ重合
[JPCC 2020, Nanoscale 2016]

光照射下の金属ナノ粒子とn型半導体の界面で生じるプラズモン誘起電荷分離(PICS)を用いることで、光エネルギー捕集効果が強く表れる金属ナノ粒子表面上の回折限界を超えたナノ空間に、空間選択的に高分子色素等のポリマーを重合することができます。
ナノ空間の光電気化学特性を制御する新しい技術として応用できると期待されます。

論文リンク
[JPCC 2020] [Nanoscale 2016]

プラズモニックナノ粒子とp型半導体界面でのプラズモン誘起電荷分離
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PICSに用いる半導体として従来用いられてきたn型半導体の代わりにp型半導体を用いることによって、従来系の弱点を克服することが期待できます。
新たな光エネルギー変換系の創製と高効率光エネルギー変換デバイスの開発を目指しています。

論文リンク
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金属ナノ粒子の二次元アレイ
[ASS 2017, 2021]

プラズモニックナノ粒子は、孤立分散状態よりも二粒子間に生じるカップリングモードの方が、さらには規則構造を有する二次元アレイの方が、強い光エネルギー捕集効果を示すことが理論計算から明らかになっています。
大粒径の疎水性金ナノ粒子の大量合成法を確立したことにより、実際に基板上に大粒径の球状金ナノ粒子の二次元アレイを作製することが可能になりました。

論文リンク
[ASS 2017] [ASS 2021]