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2018.07.20

【プレスリリース】都市の経済発展に伴う CO2排出量を部門別に予測するための新手法の開発に成功

九州大学の経済学研究院の藤井秀道准教授と加河茂美教授、カーボンニュートラル・エネルギ ー国際研究所のアンドリュー・チャップマン助教、工学研究院の馬奈木俊介主幹教授、及び松山 大学の岩田和之准教授の研究グループは、世界的な都市化が進む中で都市の経済発展が CO2排出量の変化に与える影響について、環境経済学分野で発展してきた「環境クズネッツ曲線」の分析方法を応用した新たな手法を開発し、解析することに成功しました。

同グループは、都市の CO2排出量の特性が部門別に異なる点に着目し、エネルギー部門、交通部 門、住宅・工業部門の 3 つに分析対象を分けることで、より詳細に経済発展と CO2排出量の関係性 について検証を行いました。分析は 26 か国の 276 都市を対象に、2000 年、2005年、2008年のデータを利用して行いました。その結果、交通部門と住宅・工業部門では経済発展が進むことで CO2 排出量が減少に転じる転換点が存在することが示唆されました。

本研究成果は、急速に都市化が進む中で、都市のCO2排出量の削減を効果的に進めていく上で重要な情報である「経済発展とCO2排出量の関係性」を明らかにするとともに、都市の気候変動対策に関する環境政策の立案を進めるうえで重要な将来予測にも役立つ情報として活用されることが期待されます。

本研究は、日本学術振興会科学研究費助成事業(JP26000001, JP17K12858, JP18H03433)の支援を受けました。本研究成果は、7月18日(水)付の Applied Energy 誌に掲載されました。

 

詳しくはこちら(九州大学プレスリリース)

日本経済新聞ネット版記事

論文:An analysis of urban environmental Kuznets curve of CO2 emissions: Empirical analysis of 276 global metropolitan areas

著者:Hidemichi Fujii, Kazuyuki Iwata, Andrew Chapman, Shigemi Kagawa, Shunsuke Managi

学術誌:Applied Energy

DOI:10.1016/j.apenergy.2018.06.158

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